ロサンゼルスはメンズウェアのクールなアイコンとなっています
ロサンゼルスはメンズウェアのクールな新しいアイコンです
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光沢や色あせたグランジで冷笑されてきたロサンゼルスと新世代のデザイナー達が、アメリカのメンズウェアに新しいシックなブランドをもたらしています。
今週月曜日に始まり、木曜日に終了するニューヨークメンズファッションウィークの第2版ですが、アメリカのファッションの首都はすでにそのランウェイでの革新が西海岸から多く生まれることに気づいています。
ブティックブランドのCWSTとChapterは、1990年代のサーフウェアやスカパンクルックを再発明しました。洗練されたストリートウェアのJohn ElliottやStampd(Kanye WestやJustin Bieberとの共同契約を結んでいる)、さらにはカジュアルシックなSimon MillerやSecond/Layerも「made in Los Angeles」の雰囲気をニューヨークにもたらしています。
「ロサンゼルスは大いなる瞬間を迎えています」とシカゴのマルチブランドメンズウェアストアMeyvnのオーナーノア・ザゴールは言います。「気楽さ、ドレープ感、カジュアルさ、魅力的な要素があります。」
カジュアルなエレガンス
これらの特性は、静かなオーカー、ストーン、サンドのパレットと組み合わさって、現在のトレンドにうまく合います。メンズウェア市場は大揺れしています。過去世紀のスーツとネクタイのユニフォームには後継者がおらず、需要はエレガンスと快適さ、そしてリラックス感を結びつけたものを求めています。
カリフォルニアのデザイナーたちは、最高の素材でこの課題に取り組もうとしています。「冬でもショートパンツを履くことに対して人々は恐怖心を抱いています」とファッションブロガージョーダン・ブースは言います。「しかし、上にはブレザーを着て、ショートパンツとレギンス、そして素敵なローファーを履いていれば、それはまだプロフェッショナルです。」
これらの新しいスタイルは、観察者によれば、穏やかなロサンゼルスの気候に多くを負っていますが、「カリフォルニアクール」なライフスタイルも顧客のますます高い要求に応えるものです。
エディ・スリマン効果?
「メンズウェアに何かが起こっています」とStampdの芸術監督で、2011年にロサンゼルスで設立したクリス・スタンプは言います。2015年には、彼はメンズファッション誌GQによってトップメンズウェアデザイナーの一人に選ばれました。
「私は過去3〜4年の間でそれを見てきました」とスタンプはAFPに語りました。「本当に建設的な展開が始まり、現在では主要なランウェイショーがロサンゼルスで開催され、ヘディ・スリマン(Saint Laurent)のような大物デザイナーが参加しています。」
ロサンゼルスでショーを行ったデザイナーには、2015年のバーバリーやトム・フォード、2016年のルイ・ヴィトンが含まれます。また、グラミー音楽賞の数日前には、セイントローレンがハリウッドパラディウム劇場でショーを披露します。
専門家は、ロサンゼルスでのファッションブームは、有名人の集まる街での衣類メーカーの集まりや、創造的な才能の豊かさと同様に、ソーシャルメディアの影響力を持つセレブリティの存在にも起因していると言います。ニューヨークと比べて低い生活費も要因の一つです。
「多くのクリエイティブな人々が、ブルックリンの街外れに閉じ込められているため、より手頃な生活スタイルを求めて、LAに移っています」とニューヨークとロサンゼルスを行き来する「フードアーティスト」のマイケル・ステンバーは言います。「知的な能力に関して言えば、ますます多くの人々がLAエリアで居場所を見つけつ始めました。」
そしてもちろん、ファッション界で新しく新鮮なものへの魅力もあります。パリ、ニューヨーク、東京はメンズウェアの革新の拠点ですが、それだけでは十分ではありません。ロサンゼルスの都市が輝く大いなる機会です。
「ロサンゼルスは自分自身の声を見つけつつあるのです」とシカゴの店舗オーナー、ザゴールは言います。「若く、革新的で、気楽な街です。スケートとサーフの文化の影響を非常に強く受けており、それがファッションを完全に浸透させています。」(AFP、プルーン・ペロマット)
写真:AFP