アリババの業績がアナリストの予想を上回る結果となりました
アリババの業績はアナリストの予想を上回る
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中国の電子商取引リーダーのアリババは、水曜日に発表した最新四半期の収益がアナリストの予想を上回り、中米貿易摩擦や国内経済の減速が利益にほとんど影響を与えていないことを示しています。
一社の声明によると、1月から3月の期間の収益は前年同期比で51%増の935億元(136億ドル)に達し、ブルームバーグニュースが収集した平均アナリスト予想の917億元を上回りました。
純利益は258億元で、1年前の同期比で3倍以上に増加しました。
杭州に本拠を置く同社の主力である電子商取引セグメントの収益は54%増加し、より小規模ですが急成長を遂げているクラウドコンピューティング部門も76%増加しました。
「当社のクラウドとデータテクノロジーおよび新しい小売業への強力な事業展開は、中国および他の新興市場で企業の運営方法を持続的に変革することに貢献し、長期的な成長に寄与します」と、CEOのダニエル・チャンは声明で述べています。
アリババはオンラインで収集したデータを活用して店舗の販売とサービスを最適化すると言う「ニューリテール」に資金を投入しています。
アリババは中国の急成長する消費文化を席巻しており、その企業の業績は通常、中国の経済減速や中米貿易紛争が消費者を離れる兆候があるかどうかの目印として注目されています。
水曜日に、香港上場の中国のソーシャルメディアおよびゲーム大手テンセントも四半期の利益が予想を上回ったと発表しました。
テンセントは、商業決済サービスとデジタルコンテンツ事業が、同社のキャッシュカウゲームセグメントへの政府の取り締まりを相殺したと述べました。
アリババは、WPPグループとコンサルティングファームのカンターによるランキングによれば、アメリカ外の最も価値のある小売ブランドです。
彼らのレポートでは、アリババはマクドナルド、ホームデポ、ナイキ、ルイ・ヴィトンを上回り、トップ10にはアジア唯一のブランドでした。
同レポートは、アリババのブランド価値を2018年に前年比48%増の1,312億ドルと評価しています。
アリババなどの企業は、より多くの国内消費者支出を奨励し、中国の輸出需要の不安定さに対する依存度を減らすという国家経済戦略の中心に位置しています。(AFP)