トランプの当選にファッションブランドを利用したケンブリッジ・アナリティカ

政治マーケティング企業のケンブリッジ・アナリティカは、ファッションブランドを「武器」として利用し、トランプ大統領当選に貢献したとされています。クリストファー・ワイリー氏は、木曜日に開催されたBusiness of Fashion's Voicesカンファレンスでこの驚くべきニュースを発表しました。

このマーケティング企業の元研究ディレクターは、今年初めにケンブリッジ・アナリティカが数百万のFacebookユーザーのデータを不正利用していたことを告発しました。

ワイリー氏はVoicesでのプレゼンテーションで、ケンブリッジ・アナリティカがFacebookユーザーのファッションブランドの好みを利用してアルゴリズムを構築し、2016年の大統領選挙でトランプを支持するメッセージをユーザーにターゲティングしていたことを示す証拠を提示しました。ワイリー氏は、特定のファッションブランドに対する好みは、大衆政治的なメッセージに対する感受性の兆候となることが一般的であると説明しました。

「FacebookとNSAの違いは簡単ですが、重大です。NSAのターゲットは過激派、外国スパイ... Facebookではあなた自身がターゲットなのです」とワイリー氏は述べました。

ケンブリッジ・アナリティカは、NikeやLouis Vuittonなどのブランドの好みによって示される協調性や神経症傾向を含む5つの心理的・人格的特性を利用し、特定のFacebookユーザーに政治的なメッセージを送りました。この企業は、ユーザーがトランプ支持のメッセージに反応する可能性が高いかどうかを、彼らが好むファッションブランドを基にして決定しました。